普通二輪⑨(第二段階)

週が明けて水曜日の夜間の時限でシミュレーター教習の予約が入りました。


職場から、時間の余裕をもって教習所に向かいますが、夕方のラッシュ時でもここまで渋滞することはないはずのところで、ひどく渋滞していました。


普通なら教習所まであと10分もかからないようなところまで来ているのですが、途中から全く車列が動きません。
それでも、時間にはかなり余裕があったのではじめのうちはそれほど焦らなかったのですが、全く動かない状態に徐々に焦りが出てきて、途中抜けて迂回を試みるもののその先もまた渋滞していて、何ともなりません。


やむを得ず教習所に電話を入れると、

「1分でも遅刻したら教習は受けられませんが、ギリギリまで待つからとにかく向かうように」といわれます。


しばらくすると逆に教習所から電話がかかってきて

「今どの辺まで来てます?あーそれじゃ間に合いませんね…」

「ですよね…」

「予約を取り直しますから、とりあえずこちらに来てください」


結局、教習所の目の前の交差点で片側の車線が通行止めになるくらいの自動車事故があり、これが激しい渋滞の原因だったのでした。


喜び勇んでの第二段階スタートだったのに、なんでこんなケチがつくんだと落ち込みつつ何とか教習所にたどり着き受付に向かいました。


何しろ目の前での事故だったので教習所も状況はわかってくれて、配車係もいつものように愛想はないながら、比較的親切に対応してくれました。


幸い、同じ週の土曜日にシミュレーター教習を入れることができ、大きくスケジュールの遅れがなく第二段階の教習を始めることができそうでした。