普通二輪免許を目指す

普段、通勤もろもろで普通自動車を運転しない日はほとんどない生活を送っていますが、自転車を乗ることはほとんどなく、原付に乗ったことは生まれてから一度もありません。普通免許を取るときの原付教習も希望者のみだったので、受けていません。


そんな私がなぜバイクの免許を取ろうと思ったか。


よくある、パートナーの影響です。


私の夫は3歳年上、大型免許を取ったのは50歳過ぎてすぐのことでした。
なんでも若いころに見た「トップガン」のトム・クルーズにあこがれ、妻や子供には内緒のまま免許取得して、公道経験がない状態でいきなりNinja1000を購入してきた、という家族にとっては寝耳に水の状況でした。
当時私も子供たちもバイクには大反対で、とは言えバイクも買ってしまっているし、なんとなく「家庭生活に支障がなければ」というわかったようなわからないようなあいまいな条件のもと、夫のバイクライフは始まったのですが、周囲に二輪友達がいるわけでもなく、家族の協力もない状態ではそれほど乗る機会がなく、「さて乗ろう」と思った時にはバッテリーが上がっていて…という気の毒な状態でした。


そうこうするうちに自分でも体力の衰えを感じ始めたらしく、とうとう今年の夏の初めころ、「もう乗る機会もなさそうだから、バイク売ろうかな」と言い出したのです。


当初猛反対していたくせに、そんな夫の消極的な発言を聞いて逆に私もさみしくなり、つい「じゃ私が免許取って一緒にツーリングに行ってあげよう!」と言ってしまったのです。


折しも春からのコロナ禍で外出自粛や三密を避けるなど行動変容が求められて実際生活習慣もいろいろ変わってきていたさなかでした。
反発を恐れず言うのならば、思わずもらえた給付金10万円、というお金も手元にありました。
医師の働き方改革、というのはコロナ以前から言われていたことですが、コロナで患者さんが減ったこともあり、以前ほど残業することもなくなっていたという職場の環境もありました。



教習所はほとんど検討することなく、夜間でも通いやすいのがよいだろうと、あたり前のように30年以上前に普通免許を取った地元の教習所に申し込みをしました。