普通二輪③

シミュレーター教習の予約がなかなか取れず、実車教習5時限目から次の実車が10日以上空いてしまいました。


大雨です。


その日は土曜日で検定日でもあり、朝1時限目でシミュレーター教習を受けていた教室の隣でその日に卒検を受ける人たちへの説明が行われていました。


「今日の卒検をキャンセルした人は4人います」という検定員の声が聞こえました。


この時点では「卒検」というもののイメージすら全く実感できず、教習オーバーも卒検も受け放題(?)の「安心コース」の私は、卒検が受けられる資格があるならできる限り機会は多いほうがいい、とすら思っており、「せっかくの卒検をキャンセルするなんて…」と思っていました。


この日の卒検では、確かに急制動で転倒している人がいたり、スラロームで転倒している人がいたりと、合格率がどれくらいだったかはわかりませんがかなり大荒れの模様でした。


さて自分の教習ですが、初めての雨天で、教習所貸し出しのレインウエアを着ます。


ついでにこの教習所貸し出し品について書いておきます。


コロナ第3波の現在どうなっているかはわかりませんが、この時点ではヘルメット、プロテクター、レインウェアはすべて貸し出しが可能でした。手袋のみ、教習所で購入(700円)はできましたが基本的には自分のものを使用します。


しかしこの貸し出しヘルメットが曲者で、インナーがはがれかかって「天井が落ちている」状態だったり、金具がさびさびで教習が終わるころにはマスクにさびの色が移っていたりして、安全性ばかりか衛生面でも問題、というお粗末さでした。
不織布のインナーキャップは教習開始時に配ってもらえましたが、教習期間を通して一人一枚です。


教習に通う前は、教習に行っている間は貸し出しヘルメットで通すつもりだったのですが、1回目の教習でこの状況を見て、私は夫とともにすぐにマイヘルメットを購入すべく(私がバイク免許を取るというのを喜んだ夫がヘルメットは買ってくれる約束だったのです)バイク用品店に向かったのですが、これと思ったものはサイズがなく、やむを得ず予約、という形になりました。
コロナの影響で、メーカーからの納入が不確定でいつになるかわからない、と店の担当者から説明されました。

サイズだけで選べばすぐに手に入るものもあったのですが、いかにも派手な柄だったり、逆に黒一色で地味すぎだったり、せっかく安くない買い物をするならせめて気に入ったものを、思ったのです。


ちなみに私は身長160センチ弱、女性としては標準的な体格ですが手足と頭のサイズはなぜか小さく、ヘルメットはSないしSSです。
たまに行くスキーの時に使っているヘルメットは、子供たちが昔使っていたジュニア用Mサイズがぴったりで愛用しています。


手袋もいつも苦労するのですが、教習で使用したのは香川県のJRPというメーカーのバイク用皮手袋レディースサイズSがぴったりだったので、真冬になって手が凍えるようになるまで愛用しました。
もともとサイズもぴったりだったのですが、やわらかい皮で手になじむ感じがよく、しばらくたつと手袋の形が自分の手の形にそっくりになってきたくらいでした。


ところでこの時予約したヘルメットは結局手に入らず、のちに第二段階の中盤になって卒検が見えてきたときに改めて店の在庫にあったSSサイズのヘルメット(グラフィックモデルで夫の予算はオーバー)のインナーを調整してもらって購入しました。

(と同じころに教習所のヘルメットも一新されていました。)
後になってみると、購入しようと思っていたヘルメットのシリーズが更新されるタイミングと重なってしまったこともあって予約したものがなかなか入らなかったという事情もあったようです。



長くなってしまったので、教習そのものについては次回にします。