普通二輪⑥

第一段階にしても第二段階にしても、「みきわめ」の状態になってしまうと困るのは教習の予約です。


「みきわめ」までは、シミュレーター教習の縛りはありますが、自分で何時間か分をネットなどで予約することができます。
ところが「みきわめ」の時間を過ぎると、1時間ずつしか予約ができません。


「みきわめ」をもらって次の段階なり卒検なりに進むと、その後の予約がキャンセルになるから、ということはわかってはいるのですが、私のように「みきわめ」だけど全然みきわめられる状態でないものにとってはなかなか教習が進まないことになります。
教習当日にならないと次の教習の予約が取れない、ということで、仕事のスケジュールもあるし、ある程度回数をこなすなり間があかないように教習をしていきたいと思ってもなかなか思うようになりません。


そこで教官に相談してみると、「配車係で言ってみて」といわれました。


この教習所の受付は、4輪2輪共通です。配車係も共通で、偉そうな態度の男性が担当でした。
恐る恐る「複数回の教習を予約したいのですが」と申し出てみると、こちらの顔を見ることもなく「ほかの人との兼ね合いもあるし、そんなに何時間も入れられませんよ~」と渋い顔をしながら、それでも2時間ほど余分で予約を入れてもらうことができました。


ある土曜日、午後から教習の予約を入れていましたが、午前からの子供の用事が思った以上に長引いてしまい、無理して大急ぎで帰ればぎりぎり間に合わなくもなかったのですがその日は雨だったこともあり、教習の予約を電話でキャンセルし、別の日に振り替えてもらいました。


またある時、夜間に教習を入れていたのですが夕方に緊急手術が入って帰れなくなってしまい、やむを得ず教習をキャンセルしました。

この時は急いでいたこともあり、電話で予約を振り替えることをせずに、「また今度教習所に行ったときに予約を入れなおしてもらおう」と考えていました。


ところでこの教習所では、当日の教習キャンセルは連絡を入れた場合に1000円、連絡せず無断でキャンセルの場合には2000円の追加料金が課されます。


それはともかく、次に教習所へ行ったときに、配車係が空席だったので受付の女性に予約の申し出をすると、それまでは配車係が手一杯だったりすると代わりに取ってくれていたのが、その時はちょっと顔色を変えて「お待ちください」と奥に引っ込み、いつもの配車係の男性を引き連れて戻ってきました。


配車係曰く「あなたねえ、余分に予約とってもキャンセルするでしょ、それじゃ困るんだよねえ」といかにも不愉快そうに言います。
いやだって、当日体調崩す人もいるだろうし、夜間教習があるってことは社会人を相手にしている前提もあるだろうから、突然の仕事で来られなくなるって、誰にでもあり得ませんか?!


当日キャンセルしたのはこちらの都合で申し訳ないとはいえ、この言い方はないだろう、とさすがにこちらもむっとしましたが、ここは予約を「入れていただく」身分なのでぐっとこらえ、「すみません、急な仕事でどうしても…」と頭を下げ、何とか次の予定を入れてもらいました。


いろんな年齢の、いろんな背景の人を相手にして、いちいち大変なことも理解はしますが、こんな上から目線の教習所の態度って、普通なんでしょうか?



今回は愚痴になってしまいました。